電車は電池で走っているわけではありません

 最近の自動車はハイブリッド車や電気自動車のように、車内に積んでいる電池をエネルギー源として、走行するものが増えています。しかし電車は名前の通り電気で走っていますが、電池をエネルギー源としているわけではありません。(右の動画は、「札幌市電」です)


どこから電気エネルギーが供給されるのか

 電気エネルギーを得るには、電気の入口と出口が必要です。プラス側とマイナス側ですね。

 札幌市電を例に取ると、プラス側は動画の後半で見えますが、「パンタグラフ」です。電車の上に付いているものです。上に張られた電線(架線、架空電車線)から電気を取り入れています。

 一方マイナス側はというと、「線路」です。パンタグラフと線路の間は直流で600Vの電圧がかかっているようです。両方触ると感電します(^.^)

札幌市営地下鉄はゴムタイヤ

 札幌の地下鉄も電気で動いていますが、ゴムタイヤなので、タイヤを通して電気を流すことができません。そのため、タイヤとタイヤの間にある「案内軌条」を使っています。さらに、東西線と東豊線は架線からを通していますが、南北線は側方を通しています。

JR北海道は、電気以外の区間もあります

 JR北海道の営業区間のうち、半分以上は電化されていないようです。つまり電気以外のエネルギーで動いています。電化できない理由などは「非電化(Wikipedia)」へ。