LED信号機は点滅している?

 右の動画を見ると、信号機が点滅していることが分かります。ところが実際の信号機を見ても点滅はしていません。LEDが使われている信号機は、動画で撮影すると点滅しているのです。なぜでしょう。

 実はLEDは点滅しています。LEDが単純に交流で発光しているとすると、東日本では50Hzで点滅しています。つまり1秒間に50回点滅しているんです。LEDは一方向の電流しか流さないからです。ダイオードの特性ですね。

 残念ながら人間には1秒間に50回の点滅は連続して光っているように見えます。テレビの画面は1秒間に30枚の絵がパラパラ漫画のように次々と変わっているのですが、連続しているように見えます。

 それでは、動画を撮影するとなぜ点滅しているように映るのかというと、LEDの点滅と、動画撮影のコマがずれているからです。LEDが光っている瞬間のコマと、暗くなっている瞬間のコマがあるからです。その結果、点滅しているように映るのです。


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コメント: 2
  • #1

    吉川 (火曜日, 10 7月 2018 14:50)

    LEDは交流電源をコンバータで直流に変換していると聞いていたんですが点滅とどう関係するのですか

  • #2

    管理者 (火曜日, 10 7月 2018 16:09)

    「LEDは交流電源をコンバータで直流に変換している」というのは,どこからの情報でしょうか。その情報は信号機にも当てはまるものですか?
    信号機のLEDが直流で動作しているとすると,動画の信号機が点滅しているのはなぜでしょうか?コンバータの原理に由来するものでしょうか。動画を撮影した機器が原因でしょうか。

    信号機が点滅して映るのは,ネットで調べる限りは信号機のLEDが交流で動作していることが原因のようですが,ネットの情報は違うかもしれません。残念ながら管理者は信号機の専門家ではありませんので,正解は分かりませんが,もしかすると直流なのに点滅してるかもしれませんので,調べてみてはいかがでしょうか。